11月 081998
 

10月10-11日、ホンダのエコラン大会「第18回本田宗一郎杯ホンダエコノパワー燃費競技全国大会」にOHVのカブ(C100)で出場した。出場クラスは市販車(2輪車)クラス。結果は燃費:163.122km/lで37台中9位。(昨年は燃費:135.114km/lで約30台中7位)目標の180km/lにも届かず、順位も落ちてしまったがとても楽しいイベントであることには変わらなかった。

市販車クラスの出場車の大半はスーパーカブ。真面目に記録に挑むチームはスーパーカブのセル付き=C50カスタムを選択、これは燃費競技特有の走行方法が関係している。しかし、車体は丸目を使うチームが多い(^_^)

エコランの走行方法は特殊だ。競技では最低(平均)速度が25km/hと規定されているがこの速度で走る者はほとんどいない。適当な速度まで加速したらエンジンを止めて惰性で走行。遅くなってきたらエンジンを再始動してまた加速。この繰り返しがいちばん燃費を稼げる方法として一般的になっている。

前回、初出場の時はエンジンを掛けたまま、できるだけギア比を上げて、エンジンの回転を低く押さえる事で好燃費を狙うことも考えたが、これでは好結果は望めない事が分かった。低回転でエンジンが回っている時は高回転の時よりも燃料の消費は少ないが、効率の面から見ると良い使い方では無い。最も効率の良い回転域を使い、エンジンの働く時間をできるだけ短かく済ませる。これがエコランの走り方なのだ。

今回の仕様を紹介しよう。エンジンはセルモーターの付いているC102の物を使用。シリンダーヘッドはスポーツカブのアルミ製を用いてこれをツインプラグ化。しかし今回は点火システムが間に合わずシングルプラグで使用。キャブレターは現行のカブの物を使用。ジェット類を揃えてベストな選択を探す。

ミッションは1速と2速を抜きニュートラルと3速だけに。シャフトでメタル軸受けの部分はニードルローラーベアリングに改造。キックスターター関係のパーツも取り外した。

車体はレギュレーションで改造が禁止されているので、基本的にノーマル。しかし、抵抗となるスピードメーターのワイヤーは取り外し、自転車用の非接触式デジタルメーターを使用する。

車軸のベアリングはグリスを抜き、オイルシールを取り外す。タイヤは奮発してダンロップが造っているソーラーカー用を購入。使用する空気圧は6キロから8キロ(普通のタイヤは1.5キロ程度)これは一般には市販されていないのでメーカーから直接調達。

その他、空気抵抗が少なくするため伏せた姿勢で運転するので、ドライバーにリアキャリヤへ座ってもらう様、大切に保存していた当時のピリオンシートを装備。デザインを考えるとレッグシールドは外したくないのだが、空気抵抗が多そうなので取り外す。

今回は、新しいアイデアをひとつ試してみた。サイドに付けなければいけないゼッケン、大半のチームは車体の後ろ、空気抵抗とならない様に取り付けてあるのだが、このゼッケンに空気抵抗を減らす機能を持たせたのだ。

方法は簡単。サイドのゼッケンを横長の板に左右分張り付け、これを湾曲させて前輪をはさみ込むのだ。これで前輪には走行風が当たらなくなる。前輪、特にその上半分は走行速度の2倍のスピードで進んでいるので効果は絶大(だと思う)空力付加物として車検が通らない可能性も危惧したが実際には問題とはならなかったので、次回からはこの方法がトレンドになるだろう…と思う。

マシン?はこの様に造った。できるだけ手持ちの部品を自分で加工したつもりではあるが、外注した加工費用や新しくしたタイヤやバッテリー、細々とした部品を合わせたら10万円以上は掛かっていると思う。これ、ドライバーであるウチの妻には内緒(続く)

1998-11-8作成

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