2月 132004
 

永らくご無沙汰しています、七輪通信のスギヤマです。皆さんの中には「このところずっと七輪通信来ないゾ。アイツ飽きたナ」とお思いの方も少なくないと思います。中途半端でゴメンナサイ。言いワケになりますが、七輪通信が更新されなくなったのは、七輪が私の「日常」になったからなのです。現在は平均して週に2-3回は使っているのではないかしら。

現代人のサガでしょうか、当初は「珍しい」「カッコイイ」と削り出し云々にうつつを抜かしていましたが、こうした事は道具としての七輪にとっては些細な事と感じる様になっています。第一、闇夜に乗じてベランダで七輪を使うのに、特別な七輪はもったいありません。

このところ私が普段使っているのは、市中で普通に売られている練成の七輪です。それでも切り出しコンロに劣らず、ちゃんとおいしく焼けるのは、道具としての完成度が高いからなのでしょう。趣味としての七輪なら些末事に拘るのも楽しみのひとつです。たしかに切り出しコンロは美しいですからね。でも道具としての七輪の本質は、その機能と目的にあるのであって、材質や製法ではありません。しかし、現代人はついそれを忘れてしまいがちの様です。

食べ物も珍しさや高価な食材に興味が行きがちですが、それよりもどう食べるかやだれと食べるかの方が大切です。記憶を辿ってみてください。あなたがこれまでにいちばん印象に残っている食事の記憶は何ですか。いちばん高価な食事や珍しい食材ではないでしょう。それよりも好きな人や仲間と楽しく食事をした事ではありませんか。

私がこう思える様になったのも、珠洲の切り出しコンロを手に入れたからなのかもしれません。現在の我が家では焼き物といえば七輪が基本。雨でベランダが使えない時や、煙の少ない焼き物の時は換気扇の下で使ったりもしていますし、テーブルの上で使う事も少なくありません。

美しいモノには滅法弱く、かつ貧乏症な私にとって切り出しコンロは美しすぎます。勿体なくて使うのがためらわれてしまうのです。しかしこれでは本末転倒。未使用の七輪コレクターなんて粋ではありませんので、勇気をもって綺麗な七輪に油を滴らせ使い込んだ美しさを目指します。

七輪や炭に拘るよりも、安くて新鮮な食材をおいしく食べる事が日常となる方が幸せでしょう。そのためには空腹と健康、そして一緒に楽しむヒトが大切。七輪と炭はある程度の水準のモノであれば十分だと思っています。

このところ雑誌やTV等の媒体で、七輪が紹介される事が多くなってきてる様に感じます。これはバブル崩壊以降の経済の低迷やアウトドアブームをきっかけに、美味しくて楽しい食事とその費用は直接的にリンクしてるワケでは無いと、人々が気づいた事によるものでしょう。こうした状況は所謂流行ではない様ですし、燃料としての用途のほかにも炭の効用は増すばかりですので、七輪や炭が廃れる心配は無くなったといえます。

この七輪通信は七輪の好きな方が、わたしの身近にもいらした事をきっかけに始めたものです。不定期に更新していましたが、上記の様な理由により七輪通信というより七輪日記になってしまいそうなため更新は停滞中。最近”七輪”で検索したら七輪本舗というサイトを見つけました。(http://www.fnw.gr.jp/7rinhonpo/)ここは七輪を販売している会社のサイトですが、七輪から食材まで紹介されていて分かりやすいですよ。(そういえば以前に、この七輪本舗からリンクの許可を求めるメールが来ていたのを思い出しました・・・返事してなかったなァ)

1997.10.23作成; 2004.2.13改訂

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