5月 082012
 

丹念に売買欄を見ていれば当然、車名にも目が止まる。1968年12月号のモーターサイクリスト誌で見付けたのはCR110。現在では数百万円といわれるCR110が10万円という金額にも驚かされるが、投稿者は堀雄登吉氏だ。堀氏は1960年代から1970年代にかけてモトクロス、ロードレース、4輪のフォーミュラレースで活躍したお方。モトクロスのファクトリーライダーからロードレースに転向した最初のレースの模様が堀氏の自叙伝に載っている

このときぼくが使った車はホンダの50ccのDOHC(ダブルオーバーヘッドカム)だった。友人から譲り受けた車を、ホンダ専門で「エンジンの神様」といわれた吉村ホンダの親父さんのところは持って行き、完全に整備してレースに出たのである。運もよかったのだろう。この初レースでぼくは勝った。

つまりこのCR110は吉村秀雄氏のチューニングしたモノかもしれない。そうだとしたらCR110の中でも特別なCR110といえるだろう。

CR110は1962年の発売なので雑誌に掲載された時は6年落ち。とはいえこれが10万円とは・・・付属のパーツだけでも夢の様。そういえばホンダは1980年代まで相当旧い車両のパーツまで供給していた。私も1985年ころためしにCR110のミッキーマウスを呼ばれた特徴的なカムカバーをホンダに注文したところちゃんと入手できました。今は昔のできごとです。

投稿で堀氏の連絡先となっている東京オトキチクラブは1951年(S26)創立のオートバイクラブの名門で生沢徹、赤木圭一郎、夏木陽介、藤巻潤、大久保力なども所属していた。オトキチクラブと堀氏の名前は偶然の一致で関係は無いそうだ。

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