1月 272016
 

RICOHのTHETA(シータ)は全天球パノラマ撮影のできるカメラです。そのためTHETAを持って撮影すると(下の写真の様に)盛大に手(特に指先)が写り込みます。

THETA_Finger

それを防ぐための方法として、THETAにはWiFiによるリモート撮影機能があります。THETAを置いて離れた場所からWiFi接続したスマホ等で撮影すれば、手の映り込みを無くする事ができます。

しかし、WiFiでの撮影はスマホの用意とWiFiの接続設定という手間が掛かります。そのため、WiFiより手軽に撮影するために、機械式のケーブルレリーズを作りました。

CableRelease1

この突起に付けたヒモを引くと支点となる部分がしなり、シャッターボタンを押す方向に力が加わるのです。機構的にはベルクランクを利用したものと言えます。材料は厚さ0.3ミリの銅板で、突起の部分は2枚重ねてベースの部分に半田付けしてあります。

CableRelease2

当初は自撮り棒を伸ばした時の長さに合わせた釣り糸を付けて使用していました。使用しない時はケースに巻きつけていたのですが、巻いたり解いたりが面倒・・・そこで、いろいろと検討、物色してたどり着いたのがコードリールです。

kokuyo_reel

このコードリールには60センチほどのヒモが巻き込まれて自由に伸び縮みします。これを自撮り棒の手元に取り付け、コードリールのヒモをレリーズにつなげました。

CableRelease3

これによりケーブルレリーズのヒモの長さは、自撮り棒の伸び縮みに追従します。これでヒモを巻いたり解いたりする手間が省けますので、さらに手軽な撮影が可能になりました。

ヒモは引っ張っても良いですし、指で左右に振ってもシャッターが切れます。もちろんこの仕掛けも写真に写り込みますが、突起の高さは6ミリで厚さは0.6ミリほどですので、それほどは気になりません。まあ、指が写るよりもマシという事にさせてください。

ちなみに、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この自撮り棒は折り畳み傘のシャフトです。市販の自撮り棒にはカメラの角度を変える機構が付いていますが、THETAで角度を付けて撮影すると自撮り棒が写ってしまうため、角度を付ける機構は不要なのです。

傘の先端にはカメラと同じ1/4インチ規格のネジが付いている事が多いので、不要な傘骨を取り外すだけでTHETA用の自撮り棒になります。市販の自撮り棒よりも軽くて良いですよ。

追記:わたしの作った機械式のケーブルレリーズは、小さくて単純な構造ですのでどなたでも作れると思いますが、材料の銅板を買っても使うのは2センチ四方くらいです。また、LEDの部分の穴開けには3ミリ径のパンチを使用したり、糸を通す穴には0.6ミリのドリルを使用しています。材料や道具を揃えるのが無駄と思う方にはキット化したものをお分けしますのでお問い合わせください。2016/1/28

追記:当初、機械式のケーブルレリーズとコードリールのヒモは釣り糸でつないでいましたが、伸びない方が良さそうなので使い古しのギターの弦に変えてみました。こちらの方が伸びない分ダイレクト感があります。2016/2/1

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