スギヤマ カツヒサ

わたしのプロフィールは「これを書いている人」をご覧ください。 mailto:sugiyama@super-cub.com

10月 082015
 

以前に「差込角7.1mmのソケットレンチ」というタイトルで、差込角が9/32インチ(7.1mm)のソケットレンチが存在したエントリーを書いたが、Snap-onには2000年頃まで差込角が1/8インチ(3.2mm)という規格も存在した。これだけ小さなサイズなので、供給されていたソケットのサイズも3/32インチ,1/8インチ,5/32インチ,3/16インチという小さいもの。メトリックに換算すると2.4mm,3.2mm,4mm,4.8mmとなります。

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9月 162015
 

クリステンセンのイノベーションのジレンマを読んだら『ホンダの北米オートバイ業界への進出について』という項目で、スーパーカブが取り上げられていた。

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ホンダは1959年に「アメリカン・ホンダ・モーター」を設立し、北米での2輪販売をスタート。スポーツバイクの販売を始めたが「ハーレーダビッドソン」などとの競争は厳しく、また、現地ではバイク自体にアウトローというイメージがあった為に新規参入の壁は厚かった。

そこでホンダは別のアプローチで市場参入を試みた。当時は大型のスポーツバイクしか普及していない北米に「スーパーカブ」を投入し、一般の消費者に新しい乗り物として売り込むことにしたのだ。

この施策は成功し、北米に新たなバイク市場を創出。これまで存在しなかった交通手段やレジャーを創りだす事となったという様なもの。

パワーやスピードを向上させてきた大型バイクは、持続的技術のイノベーションであり、大型バイクのメーカーはそれにより成長してきた。

そこにホンダは「馬力もなくスピードも出ないが、安価な小型バイク」を持ち込んで、破壊的技術のイノベーションを起こした。

小型バイクは利益率が低く、大型バイクメーカーからすると、魅力に欠ける商品である・・・これこそが、優良企業が突き当たるジレンマの1つである。そのためハーレーは小型バイク市場に参入しなかった・・・その結果はみなが知る通り。

イノベーションにジレンマがなぜ起こるのかや、その要因はWikipediaに簡潔にまとめられている。
wikipedia.org/wiki/イノベーションにジレンマ

興味のある方は本書もご覧になってみてください。

9月 072015
 

手回し計算機をご存知でしょうか。機械式計算機とも言われるこの機械は、電子計算機が普及するまで様々な「計算」に使われてましたが、電子卓上計算機(電卓)の普及により昭和40年代にその役目を終え、この世から忘れ去られた機械です。

ちなみに、カシオ計算機(株)から世界初のパーソナル電卓と言われるカシオミニが発売されたのは1972(S47)年です。参考:答え一発!カシオミニ@youtube.com/ ↓

ですので、昭和40年代までにある程度複雑な計算を行う仕事に関わっていた方でしたら、「タイガー計算機」と言えば思い出される方も多いのではないでしょうか。手回し計算機のシェアの高かった「株式会社タイガー計算機」の製品が、日本では手回し計算機の代名詞になっていたそうなのです。(当方1961(S36)年生まれのため伝聞です)

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これはスーパーカブが発売されたのと同じ1958(S33)年にモデルチェンジしたタイプで、それまでの黒い塗装で重厚なものから明るいグレーとなり、時代に合わせた軽快なイメージになりました。 しかし外装は真鍮板でできています。

このタイガー計算機には特別仕様の「時間計算機」というモノがあります。それは1962(S37)年に鈴鹿サーキットから「ラップタイムを簡単に算出できる計算機」のオーダーがあったため、既存の機械式計算機を改造して納入されたものです。

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こちらは1962(S37)年にモデルチェンジしたタイプがベースで、それまでは金属だった外装がプラスチック製になっています。ぱっと見は通常の機械と何が違うのか分かりませんが、目盛りが二桁に変えられたり、h.m.sの表示が追加されてます。

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この「時間計算機」の写真は渡邉祐三氏が撮影されたもの。氏はタイガー計算機の社員だった方で、現在は機械式計算機の保存と研究を目的とした「機械式計算機の会」を主宰。また、株式会社タイガー公認のサービスショップもされている、機械式計算機の第一人者といえる方。現在東京農工大学に収蔵されているこの「時間計算機」のメンテナンスも手掛けられました。

機械式計算機の会:http://keisanki.on.coocan.jp/

そして、渡邉氏は「美 機械式計算機の世界」という書籍も出版。続けて続編、続々編と3冊出されており、昨年にはそれらの総集編ともいえる電子書籍「美 機械式計算機の世界 手回し計算機を中心として」も出されています。

この機械式計算機・・・メカ好きの方なら想像できると思いますが、内部はギアやカム、リンクなどといった機械要素のかたまりです。みなさんも一度内部をのぞいてみませんか・・・ご興味のある方はこちらもどうぞ。
タイガー手廻計算器資料館:http://www.tiger-inc.co.jp/temawashi/temawashi.html

【追記】わたしも戦前モノから最終型まで何台か持っていますので、実物をご覧になりたい方や実際に計算をしてみたい方、内部の構造を見てみたい方はおっしゃってください。2015.09.08

8月 272015
 

ジオラマにベスパとC100が使われています。

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C100の後部のアップ・・・なかなか精巧ですね。

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しかし、これらの写真では大きさが分かりませんので・・・

こちらをご覧ください。

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これです・・・凄い!・・・ スケールは1/35だそうです。

作者は情景師アラーキーこと荒木智さん。この本『凄い!ジオラマ』で見つけました。

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荒木さんはblogもされています。情景師・アラーキーのジオラマでショー「廃車バイクの王道!それはカブ」
日刊SPA!の紹介記事 思わずノスタルジックに!細かすぎるジオラマ
日経BPのインタビュー記事「情景師アラーキー」こと荒木智氏に聞く【前編】同【後編】


●写真の使用をご快諾いただいた荒木様に感謝します。

8月 162015
 

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C100の取扱説明書におもしろい記述がある。奥付けにS36とあるので、C100が発売されてから3年後にあたる昭和36年(1961)ころの物でしょう。

それには主要諸元、各機能の使用方法、メンテナンス方法といった現在のバイクの取扱説明書と同様な内容も記載されている。もっとも当時の取扱説明書には点火時期の調整方法や、バルブクリアランスの調整方法なども載っていて時代を感じさせる。

それに加えてこの取扱説明書には「目で見る交通規則」として、様々な場面での交通規則がイラスト入りで12ページに渡って記載されていて、その中の「運転者の義務」という項目に「酔っぱらい運転の禁止」という記述があり、酔ってバイクを運転しているイラストが描かれている・・・のだが

そのイラストの下には「おかんした清酒1合以上、ビール1.4本以上」とあるのだ。
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つまり酔っぱらい運転は禁止だが、日本酒なら1合以下、ビールなら1.4本以下なら飲んで運転してもかまわないという事だろう。

これを見てはじめは「のどかな時代だったんだなぁ」と思っていたが、今回これを書くにあたってすこし調べてみた。それによると現在につながる道路交通法が制定されたのは昭和35年(1960)。

その第65条には「何人も酒気を帯びて車両等を運転してはならない」とあるのだが、酒気を帯びての運転そのものを罰する規定はおかれず、処罰されるのは、酒の影響により正常な運転ができないおそれのある「酒酔い運転」だけだったのだ。

だからこの取扱説明書には「日本酒なら1合まで、ビールなら1.4本まで」なら酒酔い運転ではなく酒気帯び運転だから大丈夫と取れる記述になったのだろう。

しかし、道路交通法に「酒気を帯びて運転をしてはならない」とあるにもかかわらず、罰則が無いからといって「酒気帯び運転ならOKですよ」ただし「酒酔い運転は捕まりますよ」とメーカーが大々と公言するというのも・・・これもそうした時代だったという事なのでしょうね。

参考:酒気帯び運転に罰則が設けられたのは昭和45年(1970)だそうです。

8月 012015
 

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ホンダ100株会の墓参ミーティングは今年で22回目=22年目。今年は本田宗一郎の命日である8月5日の4日前、1日の土曜日に行いました。今回も天気は上々・・・というより良すぎ・・・気温などは東京よりも低くて楽ですが、標高が高いぶん日差しは強烈でした。

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行程は前回同様、道の駅すばしりに集まり、そこから本田宗一郎の眠る富士霊園までショートツーリングを兼ねて8キロほどを移動。墓参後はふたたび7キロほど移動し某公園で昼食と歓談です。

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昼食と歓談は林の木陰の下・・・風が通って快適でした。

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今回の目玉は初参加いただいた竹下さんのジュノオでした。1954年のK型です。集合場所ではわたしの持ち込んだ1959年のC100を取り囲んで歓談していたのですが、小型トラックに載せられたジュノオが現れた途端、C100のまわりは誰もいなくなりました。

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外観はツインリンクもてぎにあるコレクションホールで見る事ができますが、内部を見る機会はそうはありません。ジュノオK型はE型のエンジンを流用していますので、オートバイであるドリームやベンリイのE型にカバーをかぶせてスクーターに仕立てたのがジュノオだとも言われますが、内部を見ればエンジン以外はすべてが専用設計だろうという感じです。

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今回も記念撮影をして解散・・・のはずでしたが、静岡から初参加の河澄さんからいただいたスケールモデルを囲んでのじゃんけん大会。最後まで盛り上がりました。みなさまお暑い中をご参加いただき、ありがとうございました。

●当日撮影したその他の写真はこちらです→ googleフォト/スギヤマカブヒサ/20150801/
※閲覧やダウンロードできない場合はご連絡ください。

5月 022015
 

今年で22回を迎えた秋ヶ瀬ミーティング。天候にも恵まれ楽しいイベントとなりました。

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例年通り秋ヶ瀬公園に集まり、まずは各人のバイクを囲んでのバイク談義。今回は初参加の方も多く、特に若い方々には初めて目にするバイクも多かった様でした。

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今回のサプライズは会員である榎本さんのダットサン。1938年型です。排気量は722cc。これはダットサン最後の戦前モデルの17型になるのでしょうか。本日はこのダットサンがみなを先導して荒川のテストコース跡地に向かいました。

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今回のゲストスピーカーは伊藤弘さん。昭和14年生まれ。昭和29年に15歳でホンダに入社され、定年まで勤められましたので勤続年数は45年弱。ホンダでいちばんでしょうね。

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入社以来歯車の加工を専門に大和工場、鈴鹿製作所、和光工場、関連会社の支援等で活躍されました。社外活動では浅間クラブマンレースのメカニックや、チームブルーヘルメットの監督もされた方です。76歳の現在もツーリング等で飛び回っています。

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伊藤さんのお話を堪能し、記念撮影で本日は終了です。みなさまお集まりいただきありがとうございました。次回もぜひご参加ください。

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●当日撮影したその他の写真はこちらです→ googleフォト/スギヤマカブヒサ/20150502/
※閲覧やダウンロードできない場合はご連絡ください。

3月 012015
 

車を買い替えた。買ったのは初年度登録が平成14年(2002年)なので車齢13年のいわゆる大古車。

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●ホンダのRF3=2代目のステップワゴンです。

13年前の車ですがメーターを見てください。走行距離は11,741kmです。一時抹消登録書(登録識別情報等通知書)に前回の車検時の走行距離が11,100km、前々回が9,500kmと記載されていますし、実車の状態も確認しましたので、走行距離の改ざんは無いと思います。

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初年度登録が2002年の6月で、今年の2月の初めに廃車になっていますので、正確には12年と7か月となります。151か月です。走行距離をこれで割ると平均月間走行距離は77.755kmとなりました。

これを日割りしてみます。ひと月は365÷12=30.41667日として、これで割ると2,556メートルになりました。わたしはカブ(犬)と毎日2キロの散歩を朝夕していますので合計4キロ以上は歩いています。

・・・と、この車の前のオーナーは「どれだけ乗ってなかったんだ」って話ですが、日産の販売会社が抹消登録したという事は、この車を下取りに出して日産の車に買い換えたという事でしょうか。こんどは「どのくらい乗らないつもり」で車を買ったのでしょう・・・ちょっと気になります。

2月 092015
 

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ホンダ100株会「秋ヶ瀬ミーティング」の予定が決まりました。今年は連休初日の5月2日(土)の開催です。(写真は昨年の様子です)

ホンダ100株会:イベント予定

昨年の「秋ヶ瀬ミーティング」

以上、よろしくお願いいたします。

2月 032015
 

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Windows8.1のノートPC:ASUS Eeebook X205TAを入手。これはアメリカで200ドルPCと言われているモノ。日本では3万円強ですが11.6インチ画面のWindows8.1のノートPCとしては格安。ちなみにアメリカのAmazonでも価格200ドルではなくて239ドルでした。

これはタブレット用のCPUを使用してメモリを2GBで済ませ、データはクラウドに保存する事を前提に、ストレージはたったの32GBという、タブレットにキーボードを付けた様な仕様だからこそできた価格。マイクロソフトに支払うべきWindowsのライセンスも0円という事です。

この割り切ったコンセプトのおかげで重量も980グラムという文句ない軽さ。おまけにクラウドサービスとして、マイクロソフトのOneDriveが100GBと、ASUSのWebStorageは500GBの利用権がそれぞれ2年分付いています。

もっと安いヤツもあります。日本ヒューレットパッカードのHP Stream 11は2万5800円です。しかし重量が1.26kgで、色がポップなブルーでしたので、わたしはEeebook X205TAを選びました。

しかし、考えてみると私が購入したパソコンはMacばかり。Mac以外のノートPCは東芝のダイナブック:J3100SS以来です。調べてみましたらJ3100SSは1989年の発売でしたので、26年ぶりという事です。

で、これの主な使用目的はArduino(アルデュイーノ)とブラシレスジンバル用。Arduinoは各種のハードウェアを制御するための小型マイコンボードで、制御のためのプログラムを書いたり、プログラムをArduinoに書き込むのにPCを使用します。

ブラシレスジンバルというのは動画を撮影するカメラを水平に保つための道具で、ジャイロセンサーとブラシレスモーターおよび小型のマイコンボードで構成されていて、そのチューニングにPCが必要なのです。

ArduinoはMac用のソフトウェアもありますが、ブラシレスジンバル用のソフトはWindowsPC用しかなく、ノートPCを持っていなかったのでこれを機会に入手したというワケです。(ですのでソフトの対応していないChomeBookは対象外)

これが問題なく使用できる様になったら、自宅にあるデスクトップ用のMac2台(iMac & Mac mini)のうち、自室用のiMacは引退してもらう予定。もしかしたら、これが我が家のMacの終わりのはじまりになるかもしれません。

●amazonのサイト:ASUS ノートブック Eeebook X205TA ( Windows 8.1 with Bing / 11.6 inch / Atom Z3735F / 2GB / eMMC 32GB / kingsoft multi-license ) X205TA-B-32G

【追記】新型が出る様です。2015.2.6 ←カラーバリエーションの追加のみでした。

1月 232015
 

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2015 JANUARY No.421主要目次
 Honda スーパーカブ趣味読本
 第2世代OHCカブの半世紀を振り返る
 スーパーカブ小話8題
 歴代OHCカブ乗り比べ(65、70、90、100)&現行50&110再試乗
 スーパーカブ立体商標登録とは?
 激走クロスカブ・日の出日の入りツーリング参戦?記
 仰天カブ趣味人図鑑
 2014カフェカブミーティングに集う異色の人
 キタコ・カブカスタム&横山輪業タンデムクロスカブ紹介
 スーパーカブ趣味読本・第2幕
    C50試乗記再録~’66年7月号モーターサイクリストから~
    OHCカブデザインの変遷・宮智英之助さんの回顧禄
    自動遠心クラッチのすごさに迫る
    OHVカブ12V化奮闘記
    クロスカブ誕生秘話とスーパーカブの未来をホンダ今田典博さんに聞く