C100とその仲間たち

 


C100は排気量が50ccのOHVエンジンを持つスーパーカブの機種番号ですが、1958年の発売以降、好調な売れ行きに伴い様々なモデルが派生しました。ここではC100の兄弟とも言えるOHVエンジンを持った、それらの派生モデルと90ccのモデルを紹介いたします。

C100


OHV、50ccのエンジンを持つ初期型カブのベーシックモデル。1958年から1960年代中盤まで製造されたが仕様変更が非常に多い。これらの仕様変更の多くは初期型のカブであるC100の中でも「吊りカブ」と呼ばれる初期型のC100に集中しており興味は尽きない。

C102


C100にセルフスターターを装備したモデル。基本仕様はC100と同一であるがC102には進角装置が付いていたり、バッテリー点火であったりと電装系に差異が認められる。初期のC102はセルフスターターを誇示するためだろうかキックスターターが装備されていなかったが間もなくキック付きに改められた。1960年発売。 

C105

C100のボアを2mm拡大し排気量を55ccとしたモデルで二人乗りに対応。ピリオンステップ等の二人乗りの装備以外はC100とほぼ共通。1961年発売。

CD105

セルフスターター付きのC102の55cc版。仕様はC102およびC105と同様。1961年発売。

C110,C115,C111


スポーツカブと言う名称の通り、C100系のエンジンをベースとしたスーパーカブのスポーティ版。スーパーカブとは車体が異なり、エンジンもアルミ製のシリンダーヘッドや高圧縮ピストンで高性能化され、マニュアル式のクラッチを備える。C110は50ccでC115は55cc。C111はスポーツカブの車体にC100の遠心クラッチエンジン搭載車。1960年発売。なお、1962年に発売された50ccのレース用車輌:CR110にも「カブレーシング」とカブの名が付けられてはいるが両者には排気量と名称以外に共通する点はない。

C100T,C100H,C105T,C105H


C100ベースのレジャーバイク。オフロードでの走破性向上のためドリブンスプロケットが大小2枚装備されたおり減速比を高める時はチェーンを延長して大きい方のスプロケットを使用する様になっていた。その他、レッグシールドが外されたりフロントフェンダーがアップタイプになった仕様もある。型式末尾の”T”はTrailを”H”はHunterをあらわすのだろう。北米向けの輸出が主で国内での販売数は僅か。1962年発売。

CA100


C100の北米仕様。当初はC100を輸出していたが、1962年から現地の事情にあわせて仕様が設定された。基本的にはC100と同様だがウインカ-やテールランプが異なり、ダブルシートが標準となっている。C100の北米仕様がCA100なのと同様にC100→CA100T,C102→CA102,C110→CA110等もある。

C240,C241


ポートカブという名称を与えられたC100の廉価版。一家に1台からひとり1台を狙って企画されたものだろうがC100の様には売れなかった。エンジンは新設計のOHVだがC100と異なり2段変速でパワーも劣る。当初はウインカーも省かれていたがモデルチェンジ版のC241には装備された。1962年発売。

Z100,CZ100


C100のエンジンを用いたファンバイクでモンキーの元祖となったモデル。Z100は1961年にホンダ系のレジャー施設「多摩テック」内の乗り物として造られ市販はされていない。CZ100はZ100を元にして1964年に市販された。

CM90


90ccのOHVエンジンを持つスーパーカブ。ベースエンジンはC200。C100とデザインは似通っていいるが別設計であり両者に共通する部品は少ない。C100の上位機種であるためフロントサスにはトルクロッドが付く。1964年発売。翌年にはOHCエンジンのCM91となり、その翌年には車体もモデルチェンジしC90となった。

C200


CM90と同系のエンジンを持つスポーティ版。1963年発売。C100とスポーツカブC110の関係と同様であるが、こちらはC200の方がCM90より先に発売されその後にCM90が開発、発売された。

CT200


CM90ベースのベースのレジャーバイク。C100とC100Hの関係と同様であり、装備もC100Hに準ずる。車種番号のTはTrailの頭文字であろう。北米向輸出車。1964年発売。後にOHCエンジン化されてCT90となり110ccのCT110となった。

C310


ベルギー製のモペッド(ペダル付バイク)。ホンダはもとより日本の2輪メーカー初の海外現地法人によって生産されたモデル。現地のニーズに合わせて設計されたためC100とはエンジン、車体共に別物でタイヤ径も異なる。スーパカブとスポーツカブの関係と同様にC310にもスポーツタイプのC320が存在する。1963年発売。

F型カブ


C100は1958年に全く新しいモデルとして発売されたが、それ以前のホンダには、カブ号という名の2サイクル自転車用補助エンジンがあった。C100はこのカブ号に代わるモデルとして「上に,超える」などを意味する「スーパー」を付けてスーパーカブと名付けられた。1952年発売。

2002-11-28作成、2004-01-21

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