14インチホイールのリトルカブ、外装部品等がカブのカスタムに使えないかと思いパーツリストを入手したのですが、ヘッド周りのページを見ていて妙な事に気が付きました。バルブスプリングがアウターだけしか載っていないんです。今までのカブ系エンジンは全てInとOutのダブルだったと思うのですが…..はじめは誤植かと思いました。確かドリーム50はシングルスプリングだとバイク雑誌で読んだ気もするのですが。
その後、現行型のカブに強い友人:山田くんに教えてもらいました。パーツリストによるとスーパーカブC50も’92年頃からシングルスプリング化されているとの事。それから察したシングルスプリング化の理由は以下の通り。
原付バイクの最高速度制限にともない、スーパーカブは電子デバイスによるリミッターでなく、カムプロファイルの変更により高回転まで回らないエンジンにしました。それによりバルブジャンプを考慮する必要がなくなりバルブスプリングのシングル化が実現できたと思われます。ですからこのシングルスプリング化はC50のみ。
したがってカムをC70のものに替え、インナースプリングを入れれば高回転化が可能となるとも考えられます。ただし低回転域での乗りやすさは犠牲となるでしょう。もっともシングル化されたスプリングとダブルのアウター側が同じ仕様か否かやポート径の検証も必要でしょう。