以前にカブ徒然で、左側アクセルについて書きましたが、その後何人かの方から左アクセル車を見たことがあるとか、知り合いが使っていたとの情報をいただきました。それによりますと、左アクセルは出前用として使われブレーキも併せて左側に移設されていたという事。
しかし、サービスマニュアルに左側アクセルの部品に関しての記述はありますが、左側ブレーキは載っていません。カブの構造上、右側のブレーキレバーを左に移設するためには、スイッチ兼用のレバーブラケットも交換しなければなりません。しかしマニュアルにその様な記述はありません。
また、一般的に右利きのひとが出前をするとしたら、品物を左手に持って右手でハンドルを握ると思います。自転車で出前をする人も同じでしょう。
断定はできませんが、わたしの予想は以下の通り。
ホンダが左アクセルを用意したのは、出前用ではなく、当時あった左アクセルのバイクに慣れた人の為ではないだろうか。出前用ならブレーキも左側に移設したはずだ。
一部の方が出前に左アクセルを利用したとすれば、そのときブレーキはリアブレーキしか使わなかったのだろう。
当時の交通状況では、前ブレーキを使う(ハードな)ブレーキングをしなくても済んだのでしょう。
現在も新聞配達の方は、止まる前に前カゴの新聞を右手で取るため、前ブレーキを使わず、リアブレーキを多用するそうだ。