C100は1958(s33)年に発売され、1966(s41)年ころまで販売されていた初代のスーパーカブの型式で、OHV形式のエンジンが特徴です。C100の発売後、55ccのC105やセルフスターターの付いたC102等のモデルも追加されました。
ホンダ100株会は、これらのC100系スーパーカブの愛好者の集まりで、本田宗一郎氏が逝去された1991(h3)年の翌年に、スーパーカブの生まれ故郷※1である埼玉県で、浅倉勝一さんを中心に結成されました。
はじめての活動は、本田宗一郎の命日の8月5日に、C100で青山のホンダの本社に集まり、そこから静岡県小山町にある本田家のお墓※2へのお参りでした。それ以降、8月の墓参は100株会の恒例行事となりました。また、毎年5月にはさいたま市の秋ヶ瀬公園に集まる「秋ヶ瀬ミーティング」を開催していました。
現在Netで検索しますと「カブ主」や「カブ主会」「カブ主総会」や「持カブ会」といった、スーパーカブのグループやイベントを数多く見付けられますが、スーパーカブの“カブ”を、株式会社の“株”に掛けた名称を使いはじめたのは「ホンダ100株会」が最初ではないかと思われます。
数年前、会の活動を牽引されてきた朝倉さんが逝去されれてからは、活動を休止しています。これはひとえに私の不徳によるものですが、もうしばらくで定年を迎えますので、その後は活動を再開して行く所存でおります。
※1 スーパーカブは1958年に、大和工場(後の埼玉製作所和光工場)で生産が始められました。
※2 本田家のお墓は、静岡県駿東郡小山町の富士霊園にあります。