あらたな伴侶

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スーパーカブが好きだ。好きで乗りはじめたのが21歳の時なので、もう36年になる。もちろん付き合いは妻よりも長い。人生の伴侶と言ってもよいだろう。しかし、この歳になってあらたな伴侶に出会いました。

それはヤマハのSR400。以前から気になるバイクではありましたが、車検がある=維持費が高いという、これまで250ccまでのバイクしか所有した事がない者の固定観念のため、購入はもちろん、試乗した事もありませんでした。

ところが昨年の10月に、ヤフオクに出品されていたSR400の写真に目が止まりました。格好良かったのです。乗りたいと思いました。

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ヤフオクに出ていたSR400
調べてみると「高いと思っていた維持費」も250ccとそれほど違いません。高いのは「車検整備費用」「車検代行費用」で、ユーザー車検なら「安く済む」事が分かりました。

そこで、セルフスターターの無い、キックでエンジンを掛ける400ccのバイクに乗れるのは「元気なうちだけ」と、入札してみる事にしました。

このSR400は初年度登録が2003年の9月でしたので、いわゆる14年落ちです。SR400は1978年から現在まで40年ちかく販売されていますので、オークションに出品されている台数も多く、希少性はありません。

この様に「消費者が多くの選択肢の中から自由に選べるモノ」であれば、価格は「市場価値に収斂する」はずですので、極端に高かったり安かったりする事は「たぶん無いだろう」と、入札を繰り返した結果、10月9日の夜、192,000円で落札するに至りました。

走行距離は28,508kmで車検は来年の7月まで残っていす。落札価格は改造していないノーマル車輌より少々高くなりましたが、差額は「カスタムに要する費用」だと思う事にしています。

落札したその週の金曜日に、足立の陸運事務所で名義変更。翌日、新しいナンバーとヘルメットを持ち、電車とタクシーを乗り継いで、神奈川県藤沢市のガレージで車輌を引き取りました。

はじめてエンジンを掛ける時は「重いキック」「怖いケッチン」に緊張しましたが、エンジンは難なく掛かりました。帰路も、はじめてのバイクと不慣れな道に緊張していましたので、この時はバイクを味わうには至りませんのでした。

しかし、落ち着いて家の周辺を走ってみると「楽しい」のです。SR400は、わたしがバイクに求めているのが「速さ」ではない事を、あらためて教えてくれました。クラッチレバーの付いたバイクを所有するのも、ほぼ30年ぶりですので、こちらの操作も新鮮です。

わたしがバイクを楽しいと感じるのは「速さ」でなく「エンジンの鼓動」「軽快な操作性」だったのです。「軽快な操作性」はスーパーカブにも共通するものですね。わたしは同様な理由で自転車も好きなのです。

現在はおもに早朝の空いた都心の道を、60km/h=トップギア3,000rpm.程度で、マフラーが(爆音ではなく歯切れの良い音の)スーパートラップに換えられていますので「ドコドコ」走って楽しんでいます。

手に入れる前は「キックが重い」と思っていて、エンジンを掛ける時には「センタースタンドを掛けてから、全体重を掛けて思い切りキックを踏み降ろす」というイメージでしたが、慣れればスタンドを掛けなくても掛かります。

また、同様に「ケッチンが怖い」と思っていましたが、決められた手順のとおりに「キックをしっかり最後まで踏み下ろしきれば」大丈夫だと分かりました・・・おっと「ケッチン」なんて死語ですよね。「ケッチンってなに?」という方は検索してみてください。こちら⇩はWikipediaの記述ですが、画像で検索すると「怖いモノ」も見られます。
KickBackWiki
このSR400には「元気なウチ」だけでなく「乗れるかぎり乗り続けたい」と思います。スーパーカブと共に「わたしの人生の伴侶」になりました・・・人とはちがい、こちらの伴侶は複数持ててしあわせです。

○Link:ウィキペディア:キックスターター#利点と欠点(ケッチン)
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追記:ガソリンタンクのイラストは、1931年に創業したClay Smith Camsというアメリカのチューニングショップのマスコットで、Mr.Horsepowerと呼ばれています。赤いキツツキが葉巻をくわえているのは、設立者のClay Smithが赤毛で、葉巻の愛好者だったため。キツツキのキャラクターといえば、アニメのWoody Woodpeckerが有名ですが、商標登録はこちらの方が先らしいです。

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