以前このカブ徒然に「デザインの源流」として、NSU Quicklyがスーパーカブの参考になったのだろうと書きました。
○super-cub.com/カブ徒然「デザインの源流」
先日、知り合いのところで古いバイクの本を見ていましたら、DKW Hummelというドイツのモペットが載っていて、こちらもスーパーカブに似ているのです。下の画像が“DKW Hummel”で画像検索した結果です。
検索ワードが“DKW Hummel”だけですと、スーパーカブが発売された1958年以降の写真も含まれますので、“DKW Hummel 1956”や、“DKW Hummel 1957”で検索してみました。そうしますと、1956ではライトが車体と別体で、1957ですと車体と一体化された画像が多く検索されました。
ヘッドパイプからリアフェンダーまで一体の、モノコックボディや、チェーンを完全に覆ったカバーなどは、スーパーカブのデザインの参考なったと考えて良いのではないでしょうか。フロントフェンダーなどはスーパーカブとそっくりです。
ちなみに、こちらが“NSU Quickly 1957”の検索結果です。
こうしてみますと、スーパーカブにはDKWとNSU、どちらのデザインも含まれている様ですね。
※フルチェーンカバーは自転車にも採用されていますので、「どちらが先か」の検証が必要だと思います。
※日本のマニアが、BMWをドイツ語読みして「ベーエムヴェー」と呼ぶのと同様に、DKWを「デーカーヴェー」、NSUを「エヌエスウー」といいます。さらにNSUマニアの間では、省略されて「ウー」だけで通じるそうです。
○Link: Google検索 “DKW Hummel 1957”
○Link: Google検索 “NSU Quickly”
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